Parenting in the West（西洋社会における子育て）

とってもお勧めの本です！お子様をお持ちの方には、ぜひ一読してほしいです。私自身も、まだ全部は読んではいませんが、参考になることばかりで、時間さえあれば、すぐにでも全部読み通したいほどの良い内容です。

日本と同じく、ムスリムがマイノリティであるアメリカにおいて、ムスリムの親たちにとっては、子供たちのイスラーム的アイデンティティをどう確立していくかが大きな関心事ともなっています。そのような環境においては、イスラーム教育の責任は家族にのしかかってくることとなります。

この本には、どのようにして、イスラーム的教育（タルビイヤ）を担っていくのか、そのやり方について、細かく書かれたガイド本となっています。もちろん、スンナやクルアーンと照らし合わせて、イスラーム的な視点で書かれています

この本の素晴らしいところは、子供にどう接し、どういうところを伸ばしていくべきか、などをまとめているだけでなく、後半にケース・スタディが載っているところです。これが、子育てしている親なら誰でもぶつかるであろう日常のひとコマが描写されており、「こういった場面ではどうするべきか？」と、まず考えさせられます。そして、次の章に、適切な対処の仕方が書かれているのです。まだ、全部、読めていないのですが、とっても興味深くて参考になりそうなことばかりです、マーシャーアッラー。

As a minority group in North America, Muslims are preoccupied with how to preserve their Islamic identity in their children. With schools playing no role in instilling ethical norms and values in children, it becomes the responsibility of the family to undertake that role. The book is an excellent guide on how to take on that role in a holistic Islamic tarbiyyah.